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「 公私の顔をもつ長屋門 」

古くから様々なお屋敷が街並みをつくってきたとして東京では知られた場所に建つ門を持った住宅。現代における門の在り方は、静寂な街並をつくる「公」としての門、生活を表出する「私」としての長屋門を合わせ持つ姿が重要だと考えている。この門を開け放つ事で、食堂、居間、庭、門、前庭、そして前面道路、桜の老木まで大きな連続感を持て、そして、その開け閉めによって、一瞬にして公私を切り離し、また混成するといった装置としての役割を果たしている。その佇まいが静かに人々を楽しませ、時には華やかに人々を迎えるような、クライアントにとっても、また近隣の人々にとっても、生活の憩いとなる場所として、現代の住宅設計への解答のひとつとなればと考えている。

ー掲載誌ー

 ・新建築住宅特集 2016年4月号

 ・和風住宅 2016年版

 ・建築知識 2016年7月号

 ・建築知識ビルダーズNo.29 

                     Summer 2017

 ・明日から使える

      内外装マテリアル300/エクスナレッジ

S' Nagayamon ​/ 東京都
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